ネイティブや外国人講師との英会話を3年以上続けられている英語中級者は、
「◯◯しておけば、もっと早く英会話力向上したのに…!!」
という後悔があるはずです。
なぜなら、これから英語を学ぶ初心者の時点では実践英会話の場数が足りていないので、
- どうやったら効率よく英語習得できるか
- 数多くの学習方法があるなかで自分に最適なものはどれか
- どの教材/集中的に取り組めば日常英会話力が手に入るのか
- オンラインがいいのか教室がいいのか独学がいいのか
わからないからです。
この記事でわかること
オンライン英会話学習を5年以上続けているからこそ伝えられる、40代英会話初心者が習慣づけるべき会心の学習法
英会話学習に一歩踏み出して・歩み続けて・振り返ってみたからこそわかる「学習方法への後悔」ってあるんですよね。
オンライン英会話を5年以上続けている私自身、入会申し込みの決断と行動は早かったものの、勉強に費やしている時間数のわりに成長が感じられない焦りと不安で試行錯誤する毎日でした。
40代からの英会話学習を決断された方には、私の後悔を活きた教材として活用してほしいです。
この会心の学習法を知ってもやり続けられなくて心が折れてしまう人が殆どなので、私のように5年間ダラダラと英会話を学び続ける羽目になると思います(苦笑)。
目次
会心の英会話学習法その1: 1日の思い出を毎日1文だけ 英語でノートに書く
どんなに退屈な1日だったとしても、
Where(どこで)
Who(だれが)
When(いつ)
What(なにを)
How(どのように)
Do(行動したか)
文章で表現できる〝何か〟をしているはずです。
たとえば、私はこの記事を書く前に、ご先祖様のお墓を掃除してきました。
ホントにやってきました(笑)
英語で表現すると、
I clean up my ancister semmetary between 4pm to 5:30pm
となりました。
つまり、会心の学習法その1とは、1日を通して特に印象深かったことやダラけたことでもなんでも、日本語から英語に変換する作業を1日1回必ず行うことです。
この作業を習慣づけることで、外国人講師やネイティブと対話するときに、貴方の地域の出来事や日本の文化/習慣やライフスタイルを瞬発よく伝えられることができるようになります。
教科書や書籍の例文を丸ごと覚えるより、血の通ったあなただけの日常生活から生まれる英語表現が、外国人の心を打つんですよね。
ここで気をつけておきたいのが以下のポイントです。
最初に思いついた英単語や文法構造は、間違ってもいいから、頭の中で思い描いた英語を文字としてアウトプットする
実は、さきほど書いた英語表現は、単語のつづりも文法構造も好ましくないのですね(笑)。
グーグル翻訳にそのままテキストをコピペして、日本語変換してみました。
↓ ↓ ↓
I clean up my ancister semmetary between 4pm to 5:30pm
午後4時から午後5時半までの間にアンシスターのセメタリーを掃除します。
(笑)。
なんとなーく意図は伝わるし、外国人もくみ取ってくれるだろうけど、大人の英会話表現としては好ましくないですよね。
グーグル翻訳で、「ご先祖様のお墓を掃除してきました」を英語変換すると、
I have cleaned my ancestor's grave from 4pm to 5:30pm
となりました。
〝掃除をした〟を示すclean up も、過去分詞のhave cleaned に変換され、
〝ご先祖〟を示すancister も、ancestor's へとつづりが修正されています。
〝お墓〟を示すsemmetary も、grave に修正されていますね。
この学習で抑えておきたい重要ポイントは、
自分なりに模索して間違ってもいいから指先&脳でアウトプットする作業と、グーグル翻訳や辞書で調べる答え合わせの作業が、英単語と文法構造を「英語脳へ定着させる」ことにつながっているところです。
合わせて学習したい:移動中の1シーンを英語で表現する
例えば、電車内から見えた和歌山県の田園風景を英語で描写すると、

筆者が実際に撮影した電車からの田園風景です。とても美しいですね。
I saw that paddy field from inside train in Wakayama sity
となりました。


この、「何とかして脳内から英単語や文法表現を取り出そう」と脳みそに負荷がかかっていることが、英会話力向上にとても重要です。
電車やバス、新幹線やタクシーの移動中はついついスマホでSNS閲覧に没頭しがちですが、
移動中の風景すらも英語で1文表現する心がまえを持てば、英語脳を創るための筋トレになっているので、時間を無駄なく活用できてたいへんおススメです。
たった1文だけでいいんですよ、たった1文だけ英語で日常を切り取りましょう。
会心の英会話学習法その2: ロイヤル英文の穴あき問題集を解きまくる
ご縁があって中国語・フランス語・英語をあやつるトリリンガルの方から、英語力向上に役立つ書籍と辞典をすすめられたので、すぐポチリました。

コンテンツぎっしりの厚みで枕代わりにも使えます

単語を調べたときに、その単語が含まれた例文がいくつか表記されているので表現の幅がひろがる

後半ページにはイラストと併用された英単語が英語脳定着を深めてくれる
さてさて、問題集の穴埋めって昔からある勉強法ですが、学習効率本Amazon総合第一位になったふろむだ氏の主張によれば、記憶の定着率を高める手法として有効なんだそうですね。
英語学習者、受験生、小学生~高校生の親御さん向けに、『最新研究からわかる 学習効率の高め方』という科学的学習法の本を書きました。
12万部のベストセラーとなった前著同様、大量の図とイラストを使ってわかりやすく解説しています。
第1巻をブログにて無料公開中。https://t.co/USwrH1E00m— ふろむだ@学習効率本Amazon総合1位 (@fromdusktildawn) October 4, 2020
無料の第一巻を読み終えるまでにエネルギーを要しますが、欧米の最新研究や統計データに基づいた学習方法のコツが述べられているので、40代の英会話初心者にもおすすめです。
効率の良い学習法のやり方と非効率な学習法が網羅的に記されています。
ちなみに私は、第2巻・第4巻・第5巻を購入しました。
これから英会話習得をめざす40代にとって、無料の第1巻66Pを読むだけでも、ガツンと脳内をどつかれるような衝撃が走るハズです。
さて、話を戻しますが、英文法問題集の
この穴あき部分に入る答えは何だろう…??
と模索・思考して英語脳にストレスをかけて、答えをひねり出す→答え合わせをすることが大事なわけです。

選択肢のなかから答えを選ぶ
この穴あき問題集を解きまくる学習方法がなぜおススメなのかというと、
問題と答えがページ内に表記されている丸暗記インプットでは、実践英会話にほとんど役立たないからなんですね。
DMM英会話で外国人講師との対面レッスンを5年続けたからわかりますが、
脳内ストレスが一番かかるポイントは、言いたいことが言えない→この瞬間の状況を適切に表現する英単語や英文法が脳内の引き出しに入っていない→あたふた時間がかかる 無間地獄に陥るところです(苦笑)。
この無間地獄のストレスと、穴あき問題集の答えをひねり出そうとする行為自体が、外国人とのコミュニケーション現場の臨場感とリンクするんですよ。
例文が目に飛び込んできたら、遅くとも3秒以内に答えられる(書ける)状態にまでもっていくことが超重要です。
練習で出来ないことは、外国人講師やネイティブとのコミュニケーション本番でもできるわけがありません。
穴あき問題集も場数をこなす必要があります。
まとめ
当然のことですが、日常風景を英語で表現する&穴あき問題集を解くだけでは、日常英会話が喋れるようになりません。
あらゆるジャンルや分野の話題を成り立たせる日常英会話こそが難しいのですから。
1日24時間という限られた枠のなかで、英語学習時間を1秒でも増やすために、
- 英語のドラマを見る(聞く)
- ネイティブスピードのラジオを聞く
- 駅のホームやコンビニ店内で隣り合わせた外国人に喋りかけてみる
- オンライン英会話の25分レッスンを重ねて動じない度胸を身につける
これらの取り組みを同時並行で続けていかなければなりません。
正直な話、これまでの私の英会話学習は、25分オンラインレッスンとレッスン前後の予習復習がメインで、問題集を解くことや日常生活を英語で切り取ることをやってきませんでした。
やった方がいいのはわかっているけど、なんとなく気が乗らないという厄介なモチベーションですね(笑)。
しかし、5年続けて思うような英会話スキルが得られていないので、学習の在り方とやり方を変えることにしました。
私の後悔を良き材料として、40代のみなさんは1日でも早い日常英会話習得を目指して下さい。
いや、共に走り抜けましょう!!